こんにちは!たますけです。
先日の川崎フロンターレ戦は2-3で惜しくも?敗戦。
悔しい思いをしているのは私だけじゃないはずです。
木山監督やチームから、戦う意志、勝ちに行く意志が見られたことは大きな成長ですが、勝てなかった以上原因は考えていかないといけません。
ちなみに良かった点を書いた記事はこちら→【長沢、道渕ゴールも川崎相手に惜敗!明確に見えた戦う意志!】
ポジりたい方はおすすめです(笑)
今回はこの試合の反省点を分析します。
ベガサポ以外にも、川崎Fの強さを紹介してますので、良かったら途中まででもご覧ください。
この記事のポイント
- あの10分間に何が起きたのか
- この惨劇は防げなかったのか
- 勝利に向けてベガルタに足りなかったもの

川崎10分で3得点!この10分間に何が起こったのか

ベガルタは前半を長沢、道渕のゴールにより2-0で折り返すことが出来ました。
しかし、後半13分から23分の間の10分間に3点取られてあっという間に逆転を許してしまいます。
この10分間に一体何が起こったのでしょうか。
正確には、後半開始から予兆は出ていました。
後半開始1分にも満たないうちに小林が放ったシュートが川崎反撃の狼煙でした。
特筆すべきは、三苫、旗手の突破力と家長のポジションです。
小林悠が凄いのは知ってるし悔しいから特に書きません。
強いて言えば投入されて、画面アップになった際、間違いなくベガルタを仕留める狩人の目をしていました。
あれはアンパンマンの目じゃないです。
家長はどこ?揺さぶられたベガルタ、してやったりの川崎F!
後半開始から川崎の鬼木監督は、2つの戦略を与えてきました。
1つは旗手の投入。もう一つは家長のポジションチェンジです。
後半開始早々、家長がどこにいるかすぐにわかった方は少ないのではないでしょうか。
ポジション的には右IHに移動したようですが、真ん中に左にうろうろしてます。
それでいて右サイドとの関係を完全に絶ったわけではありません。
ベガルタは前半、間違いなく家長を意識した守備陣形を引いていました。
西村の守備時のポジションがその証拠になると思います。
西村は家長を警戒して、ほぼプレスには参加していません。
守備になれば素早くプレスバックし、石原と2人で左サイドに蓋をしています。
それまで川崎の攻撃は、サイドが起点でしたので、この守備によって川崎の攻撃を停滞させることが出来ていました。
そこで後半から家長が中央に入るわけです。
同時に攻撃の起点は中央に移り、川崎のWGはゲームメイクではなく、ゴールに向かうだけで良くなりました。
旗手と三苫がボールを持てば、迷うことなく中に侵入してきます。
この動きに対して、特に家長を抑えることを課されていたベガルタの左サイドは少し混乱してるように見えました。
旗手を2人でマークして山根をフリーにしたり、ずれが生じていたように見えます。
そして石原はマッチアップが、一昨年のMVPからルーキーに変わったこともあり、強度が落ちました。
少し旗手との距離が遠くなって、失点シーンではほぼフリーでクロスを入れられてしまいます。
失点まで13分かかりましたが、正直いつゴールを割られてもおかしくないような雰囲気でした。
自滅するベガルタと弱点を見つけた川崎
このころから川崎は前への圧力を強めてきます。
なぜなら以下のことが露呈していたからです。
- ベガルタが自陣から繋ぎたいこと
- クバや平岡の足元が怪しいこと
- 全体的にパス回しが遅いこと
フレッシュな川崎の前線3人のプレスに対して、ベガルタは苦しみます。
ここを掻い潜って前線に繋げられれば逆襲のチャンスでしたが、それがなかなかうまくいきません。
簡単に前へ蹴りださなかったのは、おそらく木山監督の指示もあったことでしょう。
それでも、危なっかしいパスワークを続けたところを、後ろで見ていた山根に狙われてしまいます。
あとは一瞬でした。あっという間に同点ゴール。
早い時間で追いついた川崎が狙うのはもちろん逆転への3点目、攻撃の手が緩むことはありません。
木山監督は前線を2枚入れ替えますが、流れを変えることが出来ません。
前線でボールを収めることが出来ず、最終ラインにプレッシャーをかけられる時間帯が続きます。
強いて言えば椎橋が上手く川崎の中盤をカバーし始めましたが、そんな時にまたサイドを崩してくるのが川崎です。
三苫の突破からクバが弾いたボールを旗手がシュート、これはブロックしましたが
この流れから得たCKで変化をつけられて逆転を許してしまいます。
このCKもベガルタを意識したものでしょう。
ベガルタはCKをゾーンディフェンスで対応します。
このためエリア内はガチガチに固めることができ、(前節ジェイには負けたけど)昨年はCKからの失点無しという偉業を成し遂げています。
しかし弱点としてはエリア外がガラガラなことです。
そこを狙って大島がフリーで絶妙なクロスを供給、そしてファーにいた小林がボレーで決めます。
川崎は揺さぶりとして、中央攻略→サイド攻略を繰り返し
仕留めるところでは、危ういビルドアップとゾーンディフェンスというベガルタの特徴をよく理解して崩しました。
決して「川崎が強いから」だけで逆転されたわけではありません。
しっかりと逆転を見据えてベガルタの弱点を分析してました。
この戦術眼と、体現できる素晴らしい選手たちが揃っていることこそ、今季の川崎の強さだと思います。
付け加えると、ベガルタの自滅も逆転を許した要因です。
完成度の低いビルドアップに拘った部分は、自分は未来への投資だと思っていますが、この試合を勝ち抜くだけなら自滅と言っても過言ではないでしょう。
しかしそこには、ひたすら大きく跳ね返してカウンターを狙うサッカーはやらないという強い意志があるので、是非このチャレンジは応援していきたいです。
この惨劇を回避する手段はあったのか
結論から言えば、今回は難しかったと思います。
手段として言えば、次のようなことは考えられますが
- 家長のポジションチェンジに気付いた段階で4-3-3を崩して家長に蓋をしに行く
- 最前線に1人残して全員守備&はっきりクリア
- 中原の投入を早め、中盤を支配しに行く
木山監督の目指すサッカーと食い違いが大きいため、あまり現実的ではなかったでしょう。
中原が良い動きをしていたので、同点にされる前に投入できていればとも思いますが、1失点から同点にされるまでは一瞬でした。
かつ守備強度に不安の残る中原をわざわざ2点リード時に投入する提案をするのは結果論でしかありません。
そう考えると、木山監督のサッカーを成熟させるこの段階において、今回の逆転を許してしまったことは仕方ないと言えば乱暴ですが、チーム力の差だとして納得するしか無いと思います。
ちなみに、個人的には飲水タイムまでリードをキープできていればワンチャンあると思って見ていましたが、それも叶わず。
では、今回の逆転負けを受けて、これからのベガルタに必要なものはどのような部分になるでしょうか。
勝利に向けてベガルタに足りなかったもの

木山監督の、ハイプレス&縦に速い攻撃をするサッカーを叶える上で足りていなかったものを考えてみます。
特にこの川崎戦をベースに考えるとすれば、
- 最終ラインからのビルドアップ
- パススピードと正確性
- 真ん中でキープしてくれるCF
とりあえずこの問題が解決されればベガルタはもっと強くなると思います。
最終ラインからのビルドアップ GKは小畑の方が適任?
ビルドアップを1つ問題としましたが
川崎戦を見て思ったことは、今までの試合でCBがプレスを受けた際に小畑に逃げられることが大きなリスク管理になっていたことです。
クバは素晴らしいキーパーですが、正直余裕のある場面でパスがずれることが多すぎました。
クバだけの責任ではありませんが、昨年のデータで見ると、ベガルタはゴールキックをマイボールにする確率がとても低いです。(参考:2019年J1のチーム別ゴールキックから見る「再現性」へのこだわり)
そこで小畑の正GK定着を提案します。
足元の技術では小畑の方が優位に立っていますし、今のところ「GKがクバだったら良かった」と思わせる残念なプレーもありません。
将来性や、木山監督の目指しているサッカーにも絶対合っていると思います。
もしかしたら今節スタメンを外れたのは、爆発的な得点力を誇る川崎相手で自信喪失しないようにという木山監督の親心だったのかもしれませんが
小畑がGKに入ることで、難しい場面では下げる選択肢が増え、今日のような危なっかしいボール回しが少し落ち着くかもしれません。
特に、小畑が入ることで平岡のパフォーマンスが上がることも期待できます。
どのような関係かと言いますと、平岡は結構自信なさげにボールを持つことが多いと思います。
それはオンザボール時のプレーに自信が無いからだと思いますが、今に始まったことじゃありません。
3バックの時はなるべくボールを保持したくないのか、受け手の体制を見ないでよく無茶なパスを出していました。
それが昨年は左SBに永戸が入ってから、信頼できるパスコースが生まれ、安定したパフォーマンスを見せてくれていました。
今年は頼る先が、吉野と小畑になるわけです。
平岡も大人しい方の選手だと思いますので、自信の無いプレーでチームを引っ張れなくなるくらいなら、頼れる見方を配置してあげて、守備のリーダーとして君臨してほしいと思います。
パススピードと正確性の向上
これはもう日々の練習から積み重ねるしかありません。
Jリーグ全体的な悪い特徴ですが、ベガルタも漏れなくパススピードが遅いです。
せっかく繋ぎたい場面でも、パススピードが遅いと相手を動かせなかったり、カットされるリスクも増えます。
失点に繋がった石原のシーンも緩いパスでした。
逆に少し厳しい場所を強いパスで通していたシーンもあったので、常に意識していければもっと良くなると思います。
対戦相手の川崎は本当に止めて蹴るの基本が上手なチームでしたので、パススピードはすごく差を感じました。
ベガルタもこの領域に到達したいのであれば、着手すべきでしょう!
直近ではコンディション回復にトレーニングの時間を費やすことが多いと思いますので長期的な課題になるかとは思います。
タッチ数制限付きのミニゲームとかを増やして、選手1人1人が意識していきたいですね!
簡単にはたかないで!キープできるCF求ム!
ベガルタのCFは今のところ長沢、赤崎、ゲデス、西村の4人が担っていますが
特に赤崎とゲデスがポストプレーをせず、簡単にはたいて(ワンタッチパス)しまうケースが多すぎます。
その多くは上手く繋がらず、せっかくのチャンスが潰れてしまうのです。
西村や長沢は中央でボールを貰う際、ゴールの方を向いてることが多いので、プレースタイルの違いもありますが、必要であれば体を張ってくれます。
ベガルタが試行している縦に速い攻撃をするサッカーでは、中央の選手にボールが入ったときこそ、多彩な攻撃に広がるチャンスだと思ってます。
しかし、ベガルタでは中央で時間を作ってくれるCFがいないので、CFにボールを預けるときは、裏を狙う以外に怖さがありません。
川崎戦でもせっかくのチャンスをゲデスが簡単にはたいてロストするシーンがありました。
もちろんCFだけじゃなく、変なパスミスでロストするシーンは多々あります。
ですが、CFがボールを収めてくれると攻撃のバリエーションも増えますし、苦しい時間帯も打開策にもなりますので、足りないものとしました。
日本代表の大迫のようなポストプレーが理想ですが、さすがにクリバリ相手に身体を張れる選手はベガルタにはいないと思いますので、せめて相手が詰めてきていない場面では落ち着いてボールキープを試みて欲しいと思います。
特に両WGとIHに自分で勝負できる選手たちが揃っていますので、CFの選手は泥臭い役割に徹してもチームは機能するはずです。
長沢含め、ここの改善が叶えばさらに得点が増えてくるでしょう!
川崎戦の課題 総括
改めて川崎戦は悔しい1戦になりました。
勝てる試合だったかと問われれば、理想と目指しているチーム作りを捨てれば可能だったでしょう。
しかし木山監督はそれを選びませんでした。
それであれば、この結果が今のベガルタの実力です。
このサッカーで上を目指すのであれば、個々のレベルアップも不可欠です。
しばらくは満足のいかない結果となる試合も増えそうですが、今は我慢の時です。
川崎には後半戦、シマオとクエンカを引き連れて逆襲しましょう!
とりあえずこれで川崎戦のレビューは終わりにします。
今度は、またもや大量得点で連勝している柏レイソルです!
BSでも放送がありますので、普段以上に注目の集まる試合になりそうです。
明日以降、また柏レイソルの分析やりますので、是非また遊びに来てください!
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