【ベガルタ仙台】7試合ぶり勝利!タレント揃いの神戸になぜ勝てた?

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vegaltawinkobe ベガルタ仙台

勝ったーー!

勝ちましたよ!

久しぶりです!

ヴィッセル神戸に1-2で勝利しました!

リーグ戦は湘南戦以来7試合ぶりの勝利ですが、

実は神戸にも7試合ぶりの勝利です!(2016年を最後に勝ってない)

苦手な相手に見事勝利!

素晴らしい戦いを見せてくれました。

で、何で勝てたのでしょう?

今日はそこを掘り下げて分析していきます!

今日のトピックス

  • 基本フォーメーションを4-2-1-3に変更
  • 「守れる人」優先のメンバー選出
  • 【結論】神戸に勝てた要因

では行きましょう!

基本フォーメーションを4-2-1-2に変更

まず今日の試合のフォーメーションをおさらいしましょう。

前節からメンバーは変わったものの、ベガルタは引き続き

4-2-1-3でメンバーを組んできました。

特筆すべきは右WGの真瀬でしょう。

もともとDF登録で、前節はジャメの怪我によって急遽WGを務めたと思ったら

木山監督の中ではWGの交代要因として連れてきていたみたいですね。

確かに、前線は守備の怪しい選手が多い中で大学No.1と言われる真瀬がWGに入ってくれることで

前線のプレスの質も上がりますし

リードしている時間帯にはSBにポジションチェンジして逃げ切ることも可能になります。

ジャーメインが不在でどうなるかと思いましたが、代表クラスの酒井、フェルマーレンと対峙して堂々としたプレーを見せてくれました。

他のメンバーは浜崎が久しぶりのスタメンですが、他はいつものレギュラー組が名を連ねました。

てっきり浜崎がIHに入ると思っていたのですが

なんとボランチに入ってプレーしていました!

それもなかなかのはまり役!

意外な一面を見せてくれたこともあり、椎橋の相棒に名乗りを上げてきました。

やはりダブルボランチにした方が守備は安定しますね。

逆三角形の中盤を形成すると、IHの動き方が選手によって異なり過ぎて

けっこう関口が大変そうだったのと、中途半端なポジショニングで守備が機能しなかったりしてました。

椎橋にかかる負担も大きかったですし、最終ラインで出しどころが無く詰まってしまうシーンもほとんどありませんでした。

今後はこの形が基本フォーメーションになっていきそうですね!

4-2-1-3を採用することで改善されること3選

今までのベガルタは中盤が逆三角形になる4-3-3を採用していましたが

守備の場面で椎橋がキーとなることが対戦相手にバレてきて

具体的には札幌に勝ちきれなかった頃からでしょうか

上手くハマらなくなってきました。

そこで前節椎橋と吉野のダブルボランチに変更すると見事に守備を引きしめてくれました。

大きくこのフォーメーションで改善されることとしては以下の3点が上げられるかと思います。

  • 中盤の守備強度UP!
  • 最後尾からビルドアップ時に選択肢が増える
  • 関口さん、後ろは気にせずやっちゃって下さい!

まず中盤の守備強度はそのままですが、ダブルボランチにしたことで

アンカーの両脇のポジションを突かれることが無くなりましたし

神戸のイニエスタのようなヤバイ選手が対峙するときは、マンマーク気味に詰めていっても相方がカバーしてくれます。

これだけでも十分ですが、加えてビルドアップの安定感も増しました。

これは横浜FM戦で上手くいかなかった個所ですが、浜崎が見事に中継役を担い、立派に仕事してくれました。

以前のスタイルだと椎橋が顔を出せなかったり、椎橋がマークされてしまうと出しどころに困ってしまい

中途半端なボールを供給してしまうシーンも目立っていました。

ベガルタの弱点として、低い位置でボールを奪われてしまう、足元の技術が低いことが挙げられますが

ここをダブルボランチに(というか浜崎?)変更することで見事改善!

CBの選手も助かったことでしょう。

良く使われていたバイタルエリアを使われるシーンも少なかったです!

最後に、正三角形の中盤を作る上で一番躍動するのが関口です。

関口は前プレスの際には長沢と並んでキーになる選手ですが

今までは2枠あるIHの片方という立ち位置でした。

よって、積極的にプレスに行きたい場面でも

多少バランスを気にしたり

あるいは、相方が関口を気にしてバランスを取らなければいけなくなっていました。

そこを役割分担にすることが出来ました!

関口は前プレス要因、他の2人はしっかり中盤を閉める

見事なバランスで相手を追い詰めることが出来ていました!

このように木山監督は、チグハグだった部分をフォーメーション変更で見後に改善して見せたのです。

「守れる選手」優先のメンバー選出

次に木山監督はこの試合もう一つテコ入れをしてきました。

それが「守れる選手」の序列を上げたことです。

例えば守備の軽いゲデスはメンバー外でしたし

崇兆も悪くないですが元は攻撃の選手です。

守備に特徴のないレギュラー2人がメンバー外(もちろん連戦の考慮もあるかとは思います)となり

反対に選ばれた選手を見ると

浜崎は動ける中盤の選手で1番守備強度が高いのではないかと計算できますし

真瀬ももともとSBで守備力に定評があります。

西村もかなり守備の意識が高かったですし

とにかく、「守れる選手」を優先にメンバーを組んだように見えました。

これによって、間違いなく全体の守備強度が上がりました。

特にサイドの4人は八面六臂の活躍です。

WGの選手は時にSBの位置まで下がって守り

SBの選手も惜しみない攻撃参加から、柳は中盤の組み立てにも参加し

守備の際はCBと4人でエリア内をガチガチに固めてくれました。

前節横浜FM戦での敗退は「攻めるのか、守るのか、認識のズレが生じたから」失点して敗戦したと分析した私ですので

共通認識で守りからというチームスタイルは、いい方向に転んだと思います。

この試合の素晴らしい守備戦術について

この試合、神戸相手に大きく3つの守備タスクを行ったように見えましたので解説します。

イニエスタがボールを持ったら浜崎の出番!

サイドは(真瀬と西村が頑張るから)いい!DFは中を固めろ!

前線からのプレスによる飯倉の無力化(飯倉チャレンジ?やれるもんならやってみろよ!)

まず前記しましたが、浜崎が本当に頑張ってくれました。

仮に今日の試合が引き分けだったとしたら私はMOMに浜崎を推薦します。

イニエスタに対して、タイミングの良いディフェンスを行い見事に自由を許しませんでした。

もちろん椎橋も共に躍動しましたし、今日のベストプレーはイニエスタからボールを奪った椎橋のディフェンスだと思ってます!

それでも、浜崎がなんか上手いんですよね。

同サイドで対峙する機会が多かったことも目立った要因かもしれませんが

イニエスタにボールが入った瞬間鬼プレスするわけでも無く、上手く間合いを取って

やりたいことをやらせない感じです。

たぶんガツガツ当たれば躱されるシーンが増えたと思います。

木山監督の指示か、自分で考えての対応か分かりませんが、本当に素晴らしい対応だったと思いました。

次にDFラインの守り方です。

5レーン理論(ピッチを縦に5分割する考え方)で言えば

今日のDF4人はほとんど中の3レーンを固めることに注力していました。

そのため、WBの西と酒井が裏を狙うシーンは多くありましたが

そこにはボランチがついたり、WGが下がってついて行ったりと圧力をかけ

例え中にボールが上がったとしても、中はガチガチですから、体勢良くシュートを打たせる場面は少なく済ませていました。

前半を見て、これがチーム戦術であることは分かりましたが、これを90分継続したのはすごいです。

特に真瀬ですね。

31回のスプリントに現れるように、攻守両面で意識高く走り切ってくれました。

また、終盤は体力的に余裕のある赤崎が自陣ライン際まで下がって守備参加してくれたのも助かりました。

真瀬は特別凄いですが、チームとして決めた守備戦術で穴を作ることなくやり切れたのは大きいと思います。

効果的な前プレス!飯倉チャレンジを許すな!

最後に、タイミングのいい前プレスです。

前記したように、関口がバランスを気にしなくて良くなりましたので

長沢と並んでスイッチを入れられる存在になってくれました。

特に90分戦う上で、とにかくやみくもに行くのではなく

攻守の入れ替えとなる場面など例外はありますが

特に飯倉が関与する場面でのプレスが激しかったように思います。

飯倉チャレンジを果敢に狙ったのでしょうね。

【飯倉チャレンジとは?】

1試合に1回ぐらい、神戸GK飯倉がドリブルで相手のプレスを躱そうとすること!

たまに失点に繋がるし、失点しなくても奪われてピンチになったりするよ!

その際、イニエスタがとても冷たい顔になることでも有名。

何本かCBから裏を狙われてピンチにもなりましたが

本数は少なく、基本的には繋いで来る神戸を良く前から抑えられていたと思います。

1本だけ飯倉からいいボールが出ましたが、ほとんど普通のGKと変わらない活躍しか許さなかったベガルタのプレスは見事と言っていいでしょう。

飯倉が関与しないような高めの位置で組み立てる際には、いち早く4-5-1の守備ブロックを形成して、手詰まりにしていました。

前から行く場面、引いてブロックを作る場面の判断がいつにも増して良かったです。

【結論】神戸に勝てた要因

運が味方した!

オウンゴールも絡んでますので、そうも言えそうですが

「やるべきことを確実にこなした仙台」と「やれることをやらなかった神戸」

ここの差かなと思いました。

例えばベガルタはやれることは全てやったかな、という感じです。

対して神戸は

  • 裏を狙わない中央の選手
  • ドウグラスが居ながらにして、パワープレーを仕掛けない
  • 無理に繋ごうとして取られる組み立て

パッと思いつくだけでもこれだけ

やられなくて良かったな~と思うことが多くあります。

交代で入ってきた藤本や小田は良かったですが、気迫もあまり感じませんでした。

あと、神戸側のコメントで多く出てきましたが

「決め切るところの差」でしょう。

ベガルタも西村や関口が良い場面を外していますが、それでも2得点。

神戸は藤本の1得点だけで、あとは21本のシュートを放ちながら得点に至りませんでした。

チャンスの数に対して得点が少ないことを、フィンク監督、イニエスタ両名が嘆いています。

ここは本当にその通りで、割と決められてもおかしくないシーンはありました。

ですが、ある程度はベガルタに「やらされた攻撃」もあったように見えますので、実際のシュート数程のチャンスは作られていなかったように感じます。

この部分は前記したベガルタの守備戦術に集約されますね。

とにかく「勝てばよかろう」で今日はあと良いでしょう(笑)

得点シーン、失点シーンについての分析はまた別記事で行います!

今日は勝利の余韻で楽しく過ごせそうですね!

みなさん良い連休になんりますように!

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