みなさんこんにちは!
コンサドーレ札幌との試合を視聴しましたので、今回はこちらの試合を振り返っていきます。
現地の皆様大変お疲れ様でございました。
歓喜が溢れるシーンもあり、大人しく見るには難しい試合だったかと思います。
ですが、クラブと協力して問題なく試合が終えられたこと、ベガサポの1人として誇りに感じております。
引き分けという結果でしたし、不満の残る試合だったことは間違いありません。
しかし、チームとしての成長が見れた試合だったことも間違いありません。
反省は別記事にしますので、今回はとりあえず
この試合の良かったポイントを3点にまとめて紹介します。
試合情報
- ベガルタ仙台2-2北海道コンサドーレ札幌
- 仙台(23分、ジャーメイン良)(60分、椎橋慧也)
- 札幌(62分、チャナティップ)(90+2分、田中駿汰)
- 警告 仙台(関口、石原)札幌(菅、チャナティップ、進藤、宮澤)
- 退場 札幌(荒野)
コンサドーレ札幌戦の良かった点3選
勝ちたかった試合ですが、試合内容が全くダメではありません。
この試合の良かった点を3つ挙げたいと思います。
- 奪ってカウンターからの得点
- 杜の都の守護神『小畑裕馬』
- 徹底した木山サッカーの構築
まず、得点シーンはどちらも素晴らしいゴールでしたが
重要なのは縦に素早いカウンターで得点を決めるという(恐らく)今期のベガルタが狙ってる形で得点できたことだと思ってます。
また、GK小畑は、クバをベンチに置いたことと、チームを助ける素晴らしいセーブを見せてくれたことは絶賛されるべきでしょう。
木山監督も、ゲームコントロールについては疑問がありますが、このチームでどうやって勝っていくのか、信念が見えた試合だと思いました。
では順番にどうぞ
奪ってカウンターからの得点
先にもお伝えしたように、やはり狙った形で得点できたのが一番素晴らしい点だと考えています。
2つの得点シーンについて解説していきます。
1点目のシーンについて
まず、相手の攻めを耐えたところからスタートしています。
DFが頑張って掻き出したボールをゲデスが持ち出しました。
ここのポイントは、ゲデスが曖昧なボールを出さずに、相手のプレスを躱してしっかりと前を向いたことです。
そして長沢のポストプレーから関口に繋がります。
関口は素早く前にドリブルし、4対5の数的有利を作ります。
そして右サイドでフリーになっているジャーメインにオフサイドギリギリのタイミングでパスを出して、ジャーメインがしっかりと仕留めてくれました。
もちろん関口が素晴らしいのは言うまでもありませんが
やはりここではジャーメインを褒めるべきですね。
少し時間がかかれば余裕は無かったように見えますので、一連のプレー全てが完ぺきだったと思います。
個人的には特にジャーメインのトラップが素晴らしく見えました。
走りながら左足でピタリと止めて、DFが詰め切る前に素早く正確なシュート
このプレーはあのトラップで勝負が決まっていました!
2点目のシーンについて

今回は札幌が自陣からビルドアップを試みた際の守備から始まりました。
ここでもジャーメインが活躍します。
札幌の最終ラインが3枚で、この場面は余裕を持って組み立てを行うはずでした。
しかし、左の福森にボールが渡った際にジャーメインがスイッチを入れました。
ここでジャーメインの素晴らしいところは、福森にアタックするのではなくサイドへの逃げ道を封じた点です。
更に中央の近い選手には道渕がしっかりとプレッシャーをかけていましたので
急に出しどころが無くなった福森は曖昧なスペースに蹴ってしまいます。
そこからは椎橋の独壇場です。
パスカットから素早いドリブル突破で駒井を躱して
サイドネットに突き刺す完ぺきなミドルシュートを決めてくれました。
相手のミスを見逃さない出足の鋭さと、自らでゴールまで持っていける突破力
ともに強いチームのボランチが兼ね備えている武器ですが、椎橋もまた素晴らしいプレイヤーであることを結果で証明してくれました。
長らく富田に依存してきたベガルタのボランチですが、今日改めて、素晴らしい若手への世代交代が成功したのだと実感したシーンとなりました。
加えると、クラブJ1通算500ゴールというメモリアルゴール。
これからのベガルタを背負っていく有望な選手が決めてくれたことに感無量です。
今シーズン初の複数得点を奪ったことも含めて、狙った形での2得点はこの試合の収穫と言えるでしょう。
杜の都の守護神『小畑裕馬』
ベガサポの皆さんはもうご存じかと思いますが
今、ベガルタの正GKはヤクブ スウォヴィクじゃないんです。
じゃあ誰かって?18歳のユース出身、小畑裕馬ですよ!
詳しくは紹介記事でご覧ください→https://jreague.com/obatayuma/
ほんと素晴らしかったですね。彼に今日は救われました。
足元の技術もさることながら、一瞬の決断力が格段に向上している気がします。
前に出る判断や、相手のシュートへの反応。
失点シーンも攻められるものではなく、2失点ながら見事だったと言っていいでしょう。
これで18歳ですからね。向こう20年はGKで困ることは無さそうです(笑)
小畑の何が素晴らしいかったか、簡単に3点紹介しますと
- シュートストップ
- 判断のいい飛び出し
- 最年少ながら声を張ってチームを鼓舞できる
頼もしいばかりです。
今節は正直平岡の出来が良くなく、ピンチを迎えるシーンが多かったです。
その度見事なプレーでチームを助け、さらに相手のセットプレーの時には先輩たちに指示を出しGKとしての役割を果たしてくれました。
チームに素晴らしいGKが他に3人も在籍していることから、練習中に学ぶことも多いのでしょうが
試合毎に成長してる姿が頼もしく映ります。
小畑の素晴らしさは昨日証明されたわけではありませんが
初めてクバをベンチに置いてのスタメンでしたので、間違いなくベガルタ仙台の正GKへ成長した試合だと思います。
小畑の活躍と正GK奪取を確かなものにしたことも今節の収穫でした。
徹底した木山サッカーの構築
この試合は札幌の荒野が前半30分ほどで退場しましたので60分以上の時間を数的有利で進めることが出来ました。
賛否はあるでしょうが、その状態でも木山監督は自身の目指すサッカーを揺らぐことなく追及してきました。
前記した狙った形からの得点が決まったことは、木山監督のサッカーがチームに浸透して、かつ相手に通用している証拠でしょう。
ちなみに1点だけ、田中渉に多少のペースダウンとゲームコントロールを期待しながらも、満足のいく結果では無かったことは誤算だったのかもしれません。
2-0から追いつかれたという結果だけ見れば残念な采配になってしまいましたが、狙いは明確です。
後述しますが、札幌は荒野の退場後、玉砕覚悟で前に人数をかけてきました。
そのため、守ってから縦に速い攻撃という木山サッカーがより生きるシチュエーションが出来上がっていたのです。
木山監督は、数的有利を活かしてゲームをコントロールするのではなく、常に次の1点を目指し続けるサッカーを選択しました。
事実、何度かあったチャンスを作ることができてましたし
あとは決め切るところのクオリティですが、残念ながらそこがベガルタには足りませんでした。
自分はこの木山監督のサッカーは正しかったと思っています。
語弊があるかもしれませんが、〇か×かと問われれば間違いなく〇です。
実際には守備に回る時間が長くなり、あまり圧はかけられませんでしたが、札幌からしたら次の失点は試合終了を意味していました。
結果については、そこを理解しながら攻め切った札幌を褒めるべきです。
細かいことを言えば、ジェイに成す術がなかったことや、ルーカスフェルナンデスの対応に苦戦し、イエローを貰ってしまった石原を16分も放置したこと
結構な不満はありますが(笑)
その中で今日の反省を生かして、より手広い対応手段を用意できるようになればベガルタ仙台はもっと強くなれます。
今節は、木山監督の考えが良く表れた試合となりました。
- 送り出した選手のことを良く信頼していること
- 自分たちの目指すサッカーで勝ち切ろうとすること
継続してチームを成熟させる木山監督の目指すサッカーが表現できたことは間違いなく収穫だと思います。
続きます。。。
ひとまずコンサドーレ札幌戦のマッチレビューということで良かった点を紹介しました。
もう一本今節の感想を作ろうと思ってます。
木山VSミシャの考察と、今節勝ちきれなかった要因について書く予定です。
Twitterで更新お知らせしますので、よろしければフォローしてお待ちいただけると幸いです。
引き続きベガルタ仙台の最新情報や試合前後の考察記事を作成しますので
少しでも面白いと思ったらSNSでいいねや拡散いただけると励みになります。
川崎戦も中3日であっという間に訪れます。
現地組の方は疲れを残さないようにお気をつけてくださいね。
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