みなさんこんにちは!
今日はコンサドーレ札幌の、というよりもミシャ式3-4-3を紹介します!
コンサのフォーメーションは、3枚のCBに、ボランチ2枚、WB2枚、トップ下(シャドー)2枚、CF1枚の3-4-3です。
3-6-1と表現されることも多く、ちょうど前節の横浜FCの前線から1枚少なくして、中盤を1枚増やしたパターンですね!
そしてポイントは、『可変システム』という点です。
攻撃と守備の際に異なるポジションになる、といえば分かりやすいでしょうか?
今回はこのシステムについて紹介していきます!
どのように変化する?守から攻のビフォーアフター
必ずしもこの形とは限りませんが、参考にご覧下さい。
こちらがスタートのフォーメーション

そしてこちらが攻撃時のフォーメーション

そして最後に守備のフォーメーション

ミシャ式サッカーの特徴と攻撃時の動きについて
ミシャ式の特徴は、数的優位で勝つ!ということでしょうか。
5バックで守り、5トップで攻める
結構めちゃくちゃに思えるかもしれませんが、実際には選手同士がよく動きながら穴が生まれないようにしています。
ちなみに守備陣形が作れていない時は中盤より後ろが手薄になり、明確な弱点と言えるでしょう。

実際はもう少しバランス取りますけど、このぐらい人数をかけて攻めてくると思って下さい(笑)
また、各ポジション毎に選手が空いたスペースに動き出し、次々とフリーの選手を作ろうとしてきます。
詳しく攻撃時の動きを見ていきましょう
まず、攻撃時に一番変わるポジションは右CBと左CBです。
攻撃の際にはSBとなり、WBのフォローに入るため、サイドをあがって行きます。
その代わりにボランチ1人とGKが最終ラインに加わり、3人でビルドアップする形を作ります。


この図を見た時、荒野のまわりに広大なスペースがあります。
ここを有効活用するのもコンサの特徴です。

このスペースをシャドーの選手が上手く使います。
そしてシャドーが空けたスペースをCBやWB、CFの選手が活用するのです。

この図では、降りてきた駒井にボールが渡るように作りましたが、
こうなった時に駒井を捕まえるDFが曖昧になりやすいのも特徴でしょう。
例えば駒井のマークがそのままついてくれば、そのDFのポジションはがら空きです。
進藤や白井が上手にそのスペースを使ってくれます。
あくまで一つのパターンですが、このように人とボールを動かすことで
相手のDFも動かし、数的優位を作れるタイミングまでポゼッションするのがミシャ式サッカーです。
強みはどこ?
このサッカーの強みは、
- 相手に対して数的有利で攻め込めること
- マークが掴みにくいこと
- ハイプレスを受けにくいこと
この辺が思い浮かびます。
数的有利とマークについては上記で述べた通りです。
追記するとすれば誰がゴール前に飛び出てきても迫力があることでしょうか。
コンサはボランチこそ繋ぎ役になることが多く、あまり得点していませんが
DF陣にも得点が多く、FWだけカバーしておけば大丈夫なんてことはありません。
また、大人数で攻め込んでくるため、ラインが下がってしまい後ろから出てきた選手にミドルをズドンと、、
昨年荒野にやられたようなシーンも強みになるでしょう。
また、ハイプレスを仕掛けにくいのも特徴です。
これは数的有利に繋がる話なのですが

田中にボールを持たせていますが、菅野がビルドアップに参加するため
最終ラインで数的有利が作れますので、比較的安全にビルドアップができます。
ではここでボランチの選手(ベガルタならIH)の選手がプレスに行くと

今度は1トップ2シャドーが数的有利になっており、1人抜け出せれば決定機という形になります。
この通り上手くいかない場面もあるでしょうが、人数的な話であれば、常にフリーの選手が作れますので、相手はハイプレスを仕掛け憎いフォーメーションだと言えるでしょう。
弱点はどこ?
コンサドーレ札幌の弱点は、2つあると思います。
- カウンターに弱い
- セットプレーの守備(練習してる?)
まず、コンサはカウンターに弱いです。
これだけ前掛かりなフォーメーションですから、中途半端な位置で奪われれば逆襲を受けるのは必至です。
- 両CBが高い位置を取るから、必ず裏のスペースが大きく空く
- 守備よりも攻撃に特徴のある守備陣が多い
ボールを奪取出来たら積極的に速攻を仕掛けて欲しいと思います。
また、ミシャ式サッカーは守備の練習をしないこと有名なのをなのをご存じでしょうか。
広島は森保に変わって守備練習したら優勝したなんて話もあったりなかったり、、、
中でもセットプレーの守備は明確に狙いどころだと思います。
日頃トレーニングをしていなければ、試合でボロが出やすいでしょう。
事実昨年はコンサ相手に2連勝出来たわけですが、その中でCKから3点取ってます。
永戸が良かったのかもしれませんが、今年も再現したいところです。
ベガルタ仙台との相性
昨年から積み上げてきたコンサドーレ札幌ですが、ベガルタとの相性はどうでしょうか。
ベガルタはハイプレスから糸口を見つけたいチームに対し、コンサは繋いで数的有利を作って攻め込んでくるチームです。
正直4-3-3のフォーメーションを考えると、コンサは楽な相手では無いと思っています。
やはり数的有利を作りやすいことが想像できますし、いまいち爆発力の無いベガルタFW陣に対して、コンサの守備は再開後負けなし1失点のみと安定しています。
少し分が悪いと読んでいます、、、
期待したいのは、道渕が帰ってくること!
8週間の怪我を4週間で治して実践復帰とは、、、もはや漫画の世界ですね(笑)
道渕復帰の何がいいかと言えば
- ベガルタの攻撃にミドルシュートが追加される
- 中盤でためを作れる
この2つが挙げられます!
簡単に言えば今のベガルタに無い物をもたらしてくれるので、攻撃のバリエーションが増えるでしょう。
タイプ的には関口と似ていますが、道渕の方がよりゴールに近いプレーをしてくれる印象です。
クロスや要所の上手さは関口に軍配が上がりそうですので、使い分けになるでしょうね。
苦しい戦いになりそうですが、是非勝利をつかみ取ってほしいものです!
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