耐え切れず!
90分+5分にマルコスジュニオールにやられてしまいました。
0-1での敗戦です。
悔しくもありましたが、選手たちはよく戦ってくれたと思います。
マリノスの選手は確かに勝ちにこだわる思いが強かったと見えますが
ベガルタの選手たちだって勝ちに行かなかったわけじゃありません。
あの姿に胸を打たれていないのであれば、再視聴をお勧めします(笑)
プロだから、いい試合だったで終わるってはいけないことは分かってます。
でも、今日の試合を称賛しないで何がサポーターでしょうか。
負け試合でも素晴らしい試合には精一杯の拍手を送る、そんなクラブとサポーターの関係でいたいと思っています。
では今日の試合の振り返りをしていきましょう。
とりあえず終了直後ですので、ざっくり2つのトピックスに絞ってみていきましょう。
- 前節から変わったこと
- 今日の試合のポイント
前節からの変更点について

まずスタメンはこんな感じになりました。
GKクバ、CBが平岡とアピアのコンビを初披露です!
DMFが2枚?のような形になって(吉野が吸収されていたようにも見えた)関口がトップ下に入ります。
小林元コーチ曰く、クロスを上げやすいように西村が右WG、ジャメが左WGという形になりました。
本当に今年はスタメンが読めません。策士木山ここにありといったところでしょうか。
理想と現実の狭間で出した結論【オンとオフの使い分け】
この試合通して、なんだか懐かしいサッカーというか、見慣れたベガルタ仙台を見ているような感覚に陥りました。
どれだけボールを支配されても、しっかりと引いて守り絶対に最後のゴールを割らせないという熱い試合を見せてくれたからです。
ベガルタの伝統的な戦い方ですね。
その中に木山監督のやりたいサッカーも織り込まれていて、この形が一つのベガルタ仙台の答えになるのではないかと思いました。
木山監督はこれまでいろんなことを試していましたが、その中には選手の能力を超えた要求も見られて、指揮官の思惑と選手の際現に乖離があったように感じます。
そのズレを修正したのが、今日のような形ではないでしょうか。
ボールの繋ぎと、プレスのスイッチ、ポジティブトランジション時のカウンター、理想はあるのでしょうが
全てを90分間叶えるのはやはり難しく
無理しないで捨てる、引いてブロックを作る、簡単にロングボールを蹴る
といった、今まで見られなかった「オンとオフの使い分け」が良く見られました。
これはいいことで、自分たちのサッカーに拘って崩壊するチームを私たちサッカーファンは良く見てきたはずです。
「自分たちのサッカー」は理想として掲げるのは問題ありませんし、チームの指針としてはむしろ良いと思います。
しかし、それに拘り過ぎることなく、その時に出来るベターなプレーを良しとしないチームは必ず相手に分析されて負けていきます。
現実をよく見て考えられた素晴らしいサッカーだったと私は思いました。
今日の試合のポイントは?
ずばり、今日の試合のポイントは、横浜FMのGK朴一圭のスタメン復帰です。
正直、今日のスタメン発表で一番びっくりしました。
だって6月15日に右腕骨折して全治2か月の診断されて、特別復帰の報道も無く1か月半で戦線復帰ですよ?
梶川には悪いですが、おそらくベガルタもそのつもりで対策を練っていた部分はあるのではないでしょうか。
けっこうDFラインとGKの間にロングボールを狙っていたりしたので、実際GKが朴一圭じゃなかったら守備範囲的に届かなかった場面もあったように感じます。
両ワイドのスペース以外ほとんど裏は1人でカバーしているとか化け物ですよ。
朴の復帰でベガルタが狙っていた個所がチャンスにならず、攻めあぐねたように見えました。
その他のセーブとか見ても、私ならMOMに選出します。
よくわからなかったけど、たぶんジャメが怪我したシーンでボールボーイに威嚇したっぽいのはいただけません。
違ったらごめんなさい。
その他気になった個所(感想文だと思って下さい)
4-2-1-3の並びにして思ったことですが、関口にかかる負担が大きすぎるように見えます。
そもそも10番タイプじゃないのに頑張ってくれてすごく助かるのですが
守備のプレスを仕掛けるところから、攻撃の際には何人にも囲まれてるのにボール渡されるとか過重労働ですよ!
本当はゲデスがこのトップ下のポジションが合うと思うのですが、守備の軽さが、、、
ゲデスをスタメンに固定してチームの軸にできない理由でもありますよね。
あと後ろの選手は良かったのではないでしょうか。
クバは神になって戻ってきてくれましたし、今日のサッカーなら足元も不安ありませんね。
そしてまさかのアピアも神でした!細かいミスもありましたが、今のベガルタに無いものを持っているCBです。
シマオとのコンビを待望する人は多いのではないでしょうか。
とは言っても平岡も素晴らしかったです。
やはり平岡は繋ぎに対する不安が少ないといいプレーしてくれる気がします(笑)
そして椎橋と吉野のダブルボランチにすると守備の強度が増しますし全体的に今日のサッカーはかなり良かったと思いました。
次節も1週間空くわけですが、その中で長沢のフル出場を見ると、やはり赤崎は木山監督的に少し不安なのでしょうか。
今日も長沢の「中央での」プレーが光っていましたし、赤崎の奮起に期待して言ところです。
そして、松下に言及せずにはいられません。
長かったと思います。痛かったと思います。
その中でずっとピッチを埋めてくれました。
ちゃんと走ってくれました。
怪我が大事で無いことを祈ります。
本当は交代枠があれば変えてあげたかったところですが、叶わない中で彼が取った勇気ある選択を賞賛せずにはいられません。
欲を言えば、このような場面でしっかりと休ませてあげられるぐらい強いチームを目指していきましょう!
という訳で試合後の簡単なレポートでした。
今日は負けという結果がどうでもいいぐらい(良くはない)心を動かされた試合でした。
これだからベガルタ大好きなんだよな~
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