みなさんこんにちは!
3歳からベガルタ仙台を応援し続けているたますけです。
コロナ禍から徐々に日常が戻り?ベガルタ仙台も無事に3節まで終えることができました。
しかし、再開後の湘南戦と、前節の浦和戦で出場メンバーが大きく異なる点が気になりました。
ターンオーバーを意識したのだと思いますが、あそこまで大幅に入れ替える必要があったかは疑問です。
「誰が出ても変わらないサッカー」と言えば聞こえはいいですが
それは勝ち続けられるチームで初めて価値が生まれます。
誰が出てもある程度は試合になるけど結局負けてしまっては意味がないですよね。
果たして本当にこの調子でメンバーを入れ替え続けていいのでしょうか。
結論から言いますと、木山監督はそれでも自分のサッカーを体現できているから大丈夫!です。
ですが個人的には若干懸念もあります。
木山監督の狙いや、ベガルタ仙台の今後について考察していきます。
この記事でわかること
- 選手起用から見て取れる、木山監督の狙い
- ベガルタ仙台がチームとして成熟するために必要なこと
木山監督の目指すサッカーとは何か
まず大前提として、木山監督のやりたいサッカーがあったとしても
コロナ禍によって、理想と現実には乖離があることでしょう。
その乖離が生じた結果が、メンバーの大幅入れ替えであるのかもしれませんが
少なくとも4-3-3を導入したりと、監督の思想は見えてきます。
まず、木山監督のベースにある部分を考えていきましょう。
木山監督が影響を受けているのは?
木山監督が影響を受けた指導者は「アーセン・ベンゲル」です。
サカダイとエルゴラ双方の選手名鑑にて、回答があります。
ベンゲルの戦術から掘り返すとかなり脱線しそうですので、そこまではやりませんが
木山監督は特に、ベンゲルのパスワークと組織力に影響を受けているそうです。
全員が流動的に動き、華麗にパスをまわすというイメージでしょうか。
ベンゲルとは異なるフォーメーションですが、サッカーのトレンドは移り変わるもので
ベンゲルもアーセナル無敗優勝時の4-4-2を使い続けた訳ではないので気にしなくていいのかもしれません。
木山監督のチームコンセプトは
こちらも選手名鑑からのコメントを引用すると
「攻守両面でハードワークできるチーム」を目指すと答えています。
また、「チーム全員が絆を持って戦っていける、チームメイトを信頼しあってチームワークを高めていける、そういうチームが自分のサッカー」
とのコメントもしています。
このことからも、木山監督は選手同士の信頼関係の元に構築された連動性に期待しているのかもしれません。
ここで、木山監督のサッカーについて、キーワードを整理しましょう。
- パスワーク
- 組織力
- 絆 信頼
- ハードワーク
木山監督のサッカーとは
木山監督の考えがなんとなくわかってきました。
パスワークについては、まだこれから高めていくのかもしれませんが
選手同士の信頼が、組織力を高め攻守両面のハードワークを可能にする。
これが木山監督のサッカーだと言えるでしょう。
以上を踏まえて再開後の2試合を見ると、とても合点がいきます。
攻守両面に、木山監督の考えが具現化されているのです。
まず木山ベガルタの守備は、高い位置からプレスをかけていくことが一つ特徴になっていますが
これには前線のコミュニケーションと連動性、ハードワークが不可欠です。
また、攻撃の際にはサイドチェンジや2列目からの飛び出しがストロングになりつつあります。
パスの出し手には広い視野が、受け手には味方を信頼した動き出しが求められます。
試合ごとに出場した選手は違えど、選手の特性に合わせて
ある程度木山監督のサッカーも落とし込まれていることが見て取れます。
木山監督の狙いとは
ここまで木山監督の考えについてと
ベガルタ仙台がそれをある程度体現できていることをお伝えしました。
結局のところ木山監督の狙いは、自分のサッカーをピッチ上で表現することだと思います。
自分のサッカーとは
- パスワーク
- 組織力
- 絆 信頼
- ハードワーク
の4点からなるサッカーだと考えていいでしょう。
そのためには、激しく戦える体力と戦術理解が必要になります。
体力についてはターンオーバーで補い
戦術理解については日々のトレーニングから選手たちに良く伝わっているのでしょう。
浦和との試合分析記事にて、木山監督の起用方法に疑問があるようなことを言いましたが
ただただ体力面の問題からスタメンを入れ替えたわけではなく
しっかりと木山監督の軸となる戦術をピッチで表現するための起用だったことがわかります。
ベガルタ仙台がチームとして成熟するために必要なこと
木山監督の狙いは分かりましたが、チームとしてこれだけメンバーを入れ替えて戦っていては収穫や課題の積み重ねが難しいのではないでしょうか。
私は、チームの確たるメンバーを決めることが必要ではないかと考えています。
ターンオーバーを行うのはもちろん必要なことですし、色んな選手に活躍の場が与えられるのも素晴らしいと思います。
ですが、このフォーメーションで最も輝ける選手は誰なのか、チームの中心になれる選手は誰なのかが見えてきません。
本来であれば、中心選手やスタメンに合わせて戦術や修正点を落とし込む必要があります。
この方法だと例えば、浦和戦で浮き彫りになった問題点を、横浜FC戦のメンバーに修正させる
ということになり、また大幅にメンバーが変わることになれば少し難しいのではないでしょうか。
もちろん、浦和戦は試合内容としては悪くありませんでした。
木山監督の思い描くサッカーは出来ていたとして、選手個人の問題点を洗い出し、代わる選手にそれを落とし込むという方法もあります。
このような方法でチームが成長していけば何も問題ありませんので、心配しすぎということで片付きますね。
私は早く木山監督のベストとするサッカーを見てみたいです。
湘南戦と浦和戦は体力面でのコンディション管理や、2試合のバランスを考えた采配があったはずです。
誰を送り出すのが、今の木山ベガルタのベストなのかが気になります。
次の横浜FC戦(7/12)から札幌戦(7/18)まではほぼ1週間空きますので
ここで答えが見れるのでしょうか。
期待しています。
ベガルタ仙台は今面白いサッカーをしています。
私としては、ある程度チームの核となる選手を明確にして
その選手を中心にチームとしての成長を目指していくマネジメントが必要になる時が来るのではないかと思っています。
しかし、このまま積み重ねて、本当に誰が出ても見劣りしないサッカーを体現して見せたら、この過密日程を制する上で優位に立てるのではないでしょうか。
金曜日に更新が間に合いませんでしたので、もう明日が横浜FC戦です。
ベガルタ仙台GK小畑裕馬と横浜FCFW斉藤光毅の高卒ルーキー同士の勝負に注目が行きますね!
また全力でDAZNから応援させてもらいます!
FORZA 仙台!
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