こんにちは!
Jリーグ再開後6試合を消化し、まだ1勝だけ、、勝てない日々が続いています。
ベガルタ仙台の現在地は今どうなっているでしょうか。
果たして前節の大敗が表す通り、ヤバい状態にあるのかを今一度確認したいと思います。
直近の試合結果についてと、再開後に見えた各ポジションの課題について掘り下げていきましょう!
再開後の試合結果と状況について
リーグ再開後、ベガルタの試合結果は以下の通りです。

1勝2分3敗という結果で推移しています。
積み上げた勝点は「5」平均勝点「0.83」
得点は「8得点」、平均して「1.33得点」のゴールが生まれていますが
失点が「13失点」、平均「2.16失点」です。
単純に残りの27試合で同じように進捗した場合は
勝点「28~29」得点「45」失点「72」
という結果になり、どう見ても失点数がヤバいことがわかります。
得点についても、毎試合得点はベガルタでは珍しいです。
しかし3点めを取れた試合は無く、このままでは上位クラスの得点数を積み重ねることは困難です。
加えて降格が無いと言っても、ほぼ最下位争いをするレベルの勝点しか積み上がらない計算になります。
たしかに数字を見れば、多くのベガサポが悲観するのもわかる気がします。。
現状のスタメンは?
次に、現状スタメン出場している選手のうち、監督の信頼を獲得している選手を紹介します。

これは、各選手への信頼度を、スタメン抜擢回数と出場時間から読み取ってみます。
監督信頼度☆5(スタメン回数5回以上、出場時間約400分以上)
FWジャーメイン MF椎橋 MF関口 CB吉野
監督信頼度☆4(スタメン回数4回以上、サブ選手の出場時間と比較)
FW長沢 DF石原 DF平岡 GK小畑
監督信頼度☆3(ポジションでの出場時間最多も、近しい出場時間確保の選手あり)
FWゲデス MF道渕 DF蜂須賀
なお、上記の11人に近い準レギュラーとして
FW西村 MF松下(違和感で3試合離脱) DF柳
この3人の信頼度も高くあると思います!
各ポジション流動的ではありますが、ターンオーバー等の問題が無ければこの14人が基本的なメンバーとして固まってくることでしょう。
今後復帰が望まれる選手たち
①シマオマテ
我らがキャプテン、シマオマテが練習に帰ってきてくれたとの報道がありました!
前記したボロボロの失点数を緩和してくれることに期待しています!
まだ別メニューだそうですので、ゆっくりと待ちましょう!
②イサッククエンカ
上記の記事でも紹介しましたが、クエンカも日本に再来日してくれました!
まだコロナ禍の影響で2週間の経過観察中ですし、リハビリに時間もかかるそうですが
復帰後は変えの利かない心強い選手として活躍してくれることでしょう。
この2人は言わばベガルタの飛車角として期待される選手です!
(柏戦を除き)期待できるサッカーをしてますから、フルメンバーになった時が楽しみですね!
しかしひとまず、現状の選手たちで勝ちに行く方法を考えてみましょう。
各ポジションの課題
再開後、上手く勝利することが出来ていないベガルタ仙台ですが
現状の課題はどのようなところにあるでしょうか。
以下の通りポジション毎にまとめてみました。

順番に見ていきましょう。
GKの課題

GKの課題は以下の3つにまとめました。
- スタメンの固定
- 最後方からのパスワーク
- DFとの連携(攻守両方)
まず、スタメンをハッキリと決めることでしょう。
クバは柏戦のメンバー外が心配ですが、現状では小畑とクバのスタメン争いが予想されます。
GKは他のポジションに増して試合勘が重要なポジションになりますので
大きな理由が無ければスタメンを固定してチームを作る方がいい結果に繋がるのではないでしょうか。
何故なら、GKはDFと連携を取り最後方からパスを繋いだり、守備の時には声を掛けてカバーし合う必要があります。
この2点はベガルタの弱みでもありますので、是非スタメンを固定し、パスと守備の連携向上を図りたいですね!
DFの課題

DFの課題は次の3つとしました。
- シマオ不在の影響が大きすぎる
- 強力な個への対応、対策
- 安全かつ効果的なビルドアップ
先に述べた通り、今ベガルタの守備は結構ボロボロです。
その要因の中にシマオ不在は外して語れないでしょう。
シマオがいない今、浦和では興梠、レオナルド、札幌のジェイ、川崎の小林、柏のオルンガと
強力なストライカーに成す術無く得点されてしまいました。(ジェイは得点してないけど対応できなかった)
このような個の力に対して、シマオ不在のベガルタがどのように対応していくべきか、答えはまだ出ていません。
この部分をはっきりさせないと、このまま守備崩壊して勝てない1年になってしまいます。
シマオ復帰で解決すれば大きな問題ではないのですが、、、
あとはビルドアップですね。
DFだけが悪い訳ではありません。IHの選手も距離が悪かったりしますのでチームとしての課題ではあります。
しかし、SBも含めDFのビルドアップが安定すれば危険な場面も減ります。
失点を減らす意味でも、まずはDFが安全な組み立てを行うことが必要でしょう。
MFの課題

MFの課題として以下の3つとしました。
- 関口と椎橋への依存
- 違いを生み出せないサブメンバー
- 中盤で落ち着かせることが出来ない
とりあえず椎橋依存は大きな問題でしょう。
アンカーのポジションは仮に椎橋が不在となった際に誰が穴を埋めるのかが不透明です。
再開後は椎橋の負担が大きくなり、柏戦は明らかに疲労の影響を受けていたようにも見えました。
こちらは松下がIHと兼任したり、やはり今年も富田が活躍するのではないかと考えてしまいます。
また、関口がいるときといない時では、全体のバランスやハイプレスの質に違いが出ており、こちらもフル出場を続けている訳ではありませんが、依存度合が高くなっています。
これは関口が戦術的に合致していることもあるのでしょうが、
IHに入る選手は、各選手の特徴で可能なプレーの振れ幅が大きくなってしまっていることも要因に感じます。
それが良い違いを生み出せていればいいのですが、どうしても関口と変わって良く変化することは難しくなっています。
これにはより深い戦術理解や各個人のレベルアップが必要なように感じます。
最後は中盤でボールをキープしてくれる人がいないことでしょうか。
FWがポストプレーをしてくれれば解決しますが、残念ながらあまり得意ではないようですので
その分MFがボールをキープし、ピッチを広く見渡すことに期待がかかります。
前線で誰もボールを持てないために攻守の入れ替えが激しくなり、勝点をいくつか失ってしまったので、改善は急務と言えるでしょう。
FWの課題

最後はFWです。こちらも3点でまとめると
- ジャメの出来栄えに依存
- 長沢不在時にプレスの質が落ちる
- FW同士の連携が合わない、少ない
まずはFWジャーメイン良のドリブルが凄すぎるため、ベガルタの明確なストロングになっています。
しかし、柏戦で露呈したのは、ジャメが調子悪かったり疲労が溜まってキレがないと、圧倒的に推進力が低くなる点です。
ここではやはり代役西村に期待ですかね。
また、MFでは関口が前線からのプレスを行う上でキーマンでしたが、FW陣では長沢が全体のスイッチを入れます。
長沢は両チームトップクラスの走行距離でプレッシャーをかけることと、スイッチの入れ方が上手く、申し訳ないですが赤崎がCFに入るよりも戦術が上手く機能します。
また、FW同士の距離が遠いことが多く、せっかくの3トップなのに各選手が絡んで崩していくシーンが見受けられません。
ポジショニングの強い指示が出ているのかもしれませんが、DFを混乱させる意味でもFWがポジションを変え、例えばFW同士近い距離で崩したりできれば、攻撃に幅が出るはずです。
結局はチームの課題
いかがでしたでしょうか。
今回はあくまで課題を見つけることに注力しましたので、少しネガティブな内容が多いです。
また結局はどれもチーム全体の課題であり、誰が悪いとかそういった話ではないのでご了承下さい。
今回はベガルタ仙台の現在地と課題を確認しました。
簡単にここまでの内容をまとめると
- 守備が崩壊している(さすがに失点数が多い)
- 各ポジション課題がたくさん
- それらの課題はチーム全体で解決していきましょう!
といったところで終わりです!
あれだけ悲観された昨年よりも勝点1しか上回っていないとなれば、サポーターがピリピリするのも仕方ないのかな?
明日か明後日の午前中には横浜FMのプレビュー書きますのでまたお越しください!
ではでは
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