【ベガルタ仙台】最後の失点シーンでは何が起きたのか【横浜FM】

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みなさんこんにちは。今日は失点シーンを振り返ります。

土曜日の横浜FM戦での敗戦。

なかなか皆様から厳しいお言葉が飛んでおりますね。

私のような変人は「熱い気持ちが伝わった!」と満足していますが

やはり勝たないと多くのサポーターが納得してくれないでしょう。

確かにベガルタが負け続けると、周りからベガルタを応援していることに理解を得られない人もいるでしょう。

知らない人からすればなおさら勝敗が全ての結果です。

すっきりしない方も多いみたいですので、今日は最後の失点シーンにピックアップして振り返って行きましょう!

ポイント① ベガルタの守備ブロックについて

ポイント② ベガルタを惑わした渡辺皓太のドリブル

ポイント③ 最後に詰める個所を詰め切れなかった

ベガルタの守備ブロックについて

ベガルタ仙台はこの試合、途中交代で入ったMF松下が早々に怪我をしてしまいます。

タックルに行った際、マリノス渡辺の体が右足に乗っかってしまいました。

しかし、ベガルタの交代回数はすでに3回終えており、1人少ない状態でAT含めて残り10分以上を戦うか、ピッチに残るかを迫られます。

松下はピッチに残ることを選択。しかしボールは蹴れない様子でした。

仕方がないのでベガルタは柳をボランチに入れ、松下は可能な範囲でスペースを埋める役割を担います。

守備ブロックのイメージは4-4-2でしょうか。

松下も痛む足に鞭を打ちながら、要所要所で必死に走ってくれました。

松下は、言い方が悪いですが味方の邪魔にならないようにスペースを埋め、相手の邪魔をすることに専念していました。

ボールを蹴れない自分がどこにいればいいか、サッカーIQが高くないとできないプレーだったと思います。

あとこの試合で素晴らしいと思ったのは、自分が見る限り松下を狙って攻めなかった横浜FMの選手たちです。

本当にありがとうございます。

正直狙われたら、松下無理しちゃうんじゃないかというシーンがありました。

意図してか分かりませんが、素晴らしいスポーツマンシップを勝手に感じております。

と、脱線しましたが要するに松下の怪我によって

両WGのゲデスと西村が、カウンターの準備をしながら守備にも参加しなければいけないという過重労働体制に突入したのです。

カウンターで返された時には戻り切れない場面もあり、入れる人が空いてるスペースを埋めに走るなんていう場面も見られました。

割と危なっかしくも、なんとか守っていたという印象です。

失点前のシーンについて【渡辺のドリブルで意思疎通が崩れた】

一応ハイライト置いておきますが、注目したいのは失点前のシーンです。

2020明治安田生命J1 第8節 横浜F・マリノス戦ハイライト

失点までの流れを説明します。

ゲデスが貰ったファールにてセンターサークル付近からFKをゲットします。

これをアピアに合わせようとするもいとも簡単に跳ね返され、カウンターを受けます。

ここは蜂須賀がヘディングでサイドラインへクリアしたものの、マルコスジュニオールが攻撃の手を緩めません。

素早いスローで再開し、ベガルタの選手全員が「守りのポイント」だと意識したことでしょう。

渡辺がフリーで受けたものの、柳につかまり、ベガルタの守備陣形はしっかりと揃いました。

以下はスローインから渡辺がボールを受けたシーンです。

渡辺に柳が対面し、オナイウ、大津へのパスコースはDFが切っています。

縦の突破は難しいでしょうから、渡辺の選択肢はパスとなり、チャンスになりそうなマルコス、組み立てなおすための松原、扇原の3択でした。

スローインから戻ったマルコスに松下が並走してくれたことと、椎橋のカバー範囲内だったこともあり、欲しがったマルコスには通りませんでした。

で、結局なんとここで渡辺は横へのドリブルを試みます。

正直何も生み出さないドリブルに見えました。

柳を抜くことは出来ず、ベガルタとしては攻撃を遅らせることに成功したと言えるでしょう。

しかし、ここに大きな落とし穴があったと見ます。

カウンターを防いだことにより、今度はベガルタが時間的にも逆襲したい欲が出てきました。

顕著なのがゲデスです。

ティーラトンにをしっかりとマークしていたはずのゲデスですが、カウンターを狙うため持ち場を離れます。(しっかりと真瀬にスイッチしていれば問題なかったかも?)

そこを狙われて松原→扇原→ティーラトンへと渡り、クロスを上げられてしまいます。

柳は流れた渡辺を意識して、さらに蜂須賀が絞って空いた大外のスペースを埋めに入っていきました。

中の枚数は揃っていたものの、その分バイタルエリアがスカスカでした。

誰のいたずらか、ボールは手薄になったスペースにこぼれ、唯一そこを狙っていたクリリンに気円斬をぶち込まれます。

正直、全員がこのピンチを切り抜けるまで守備の意識が切れなければわからなかった思います。

椎橋はボールウォッチャーになってしまったか、エリア内を信頼してこぼれ球を狙ったのかは分かりません。

ゲデスもティーラトンをフリーにして詰め切れませんでした。

このように、渡辺のドリブルで時間を作られたことで、攻めに転じたい人と、まずは守り切りたい人と、選手間の意思疎通が少しおろそかになったように見えました。

ゲデスや椎橋が悪い訳ではありません。

彼らには彼らの狙いがあり、実際アピアが跳ね返して椎橋にボールが零れれば、ドフリーで長沢目掛けてカウンターに移れます。

このような場面で声を出してチームを統率してくれるリーダーがいないのがベガルタの辛いところでもありますね。

たらればですが、残り時間が少ない中で守りに入ってしまったなら、その後の逆襲は考えず、目の前のピンチをしのぐことに全霊を注ぐ必要があると強く感じた試合となりました。

超ポジティブに考えれば、あの状況で勝利を諦めていなかったと、引き分けではよしと思わない選手がピッチにいてくれたということにしましょう。

今回学ぶべきことは、マイボールになるまで、相手がどんな粗末な攻撃を繰り出したとしても気を緩めてはいけないということですね。

ちなみにあそこで渡辺が何でドリブルしようとしたのかわかる人いたら教えてください。

詰め切る場面で、もう一歩寄せていきたい

正直失点シーンで守備が甘かったのは否定できないでしょう。

ゲデスもティーラトンのクロスを防げず、椎橋もマルコスをフリーにしてしまいました。

椎橋からすると、柳がいてくれる頭があったのかもしれません。

かなり割り切ってマークを離していたので、思い違いがあったのは間違いないでしょう。

それまで頑張ってきた割に、失点シーンがかなりあっさりしているのです。

シンプルにサイドのクロスからこぼれ球を叩き込まれる。

この辺もサポーターへの印象が良くないのかもしれません。

十分頑張ってくれていることは承知していますが、今一度最後の1歩を追求して足を出せるような選手たちになって欲しいと思います。

そこまでやって運が無かったら仕方ないでしょう。

今節の敗戦で厳しい声が出るのは「まだやれることがあった」というサポからの厳しい励ましなのかもしれません。

次こそベガルタの勝利を祈って、共に戦いましょう!

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